1.
基本データ
●所在地 :東京都調布市上石原1丁目36番地2 ハヤシビル(3・4階)
●開館時間:10:00~20:00
(小学生の利用は17時まで)
●休館日 :毎月第2・4月曜日(祝祭日の場合はその翌日)
年末年始(12月29日から1月3日まで)
●運営主体:NPO法人ちょうふこどもネット
●開設日 :平成15年4月1日
2.
事業内容
●コンセプト:中・高校生世代に対して健全な居場所を提供し,中・高校生世代が自分たちの創造性と主体性を確立し,さらに,その力を地域に還元し,地域での中・高校生世代への社会参加を活発にさせることで,すべての人がつながった街づくりを目指すことへの一助とする。
⑴居場所づくり事業:中・高校生世代に対する健全な居場所づくり
⑵活場所づくり事業:スポーツ・音楽・創作活動等の中・高校生世代への 活動支援
⑶生場所づくり事業:中・高校生世代スタッフによる自主的運営サポート
●主な事業
①中・高校生世代のための居場所事業
②ダンス・クラフト・スポーツ・パソコン・音楽・相談
各種イベントや講座
③地域でのボランティア活動(学校・行政以外での活動)
3.
職員体制
●人数:15名
館長 :1名
副館長 :1名
音楽担当 :1名
ダンス担当 :1名
スポーツ担当 :1名
IT担当(副館長兼務) :1名
学習サポート :1名
(広報担当兼務)
広報担当 :1名
相談担当 :2名
アルバイト :4名
経理担当
:1名
・相談担当の職員は、臨床心理士と社会福祉士が1名ずつで、各週1回ほ ど来ている。中・高校生世代だけでなく、スタッフの相談にも乗るこ とがある。
・アルバイトと正規職員の間で、基本的に扱いに差をつけてはいない
・早番3人(9:30~18:15)と遅番4人(11:30~20:15)のツーシフト制
・職員会議は月に2回、1回2~3時間程度おこなっている
・各種引継ぎのための会議は毎日行っており、必要に応じて相談担当の 職員につないでいる
・特定の活動の指導・支援を行う支援スタッフという制度があり、これ は施設の卒業生が登録して参加している。
4.
施設概要
●3階
①ロビー 約182㎡
自由に使えるスペースで、椅子や机が用意されている他、給湯器や電子レンジも設置されている。あまり音が大きくなければ楽器の演奏も可能であり、ミニステージではライブなどのイベントも開催されることがある。また、設置してあるモニターでは各部屋の予約状況が簡単に確認できるようにされている。
②音楽スタジオ 約25㎡×2室
音楽の練習ができる防音室。2部屋ともマイクシステム・ドラムセット・アンプ類といった機材を常設。PAの機材を使用するために必要な講習も実施している。
③ダンススタジオ 約49㎡
壁の一面が鏡になっており、ダンスの練習等に使用できる部屋。ガラス張りであり、日中は明るい。
④クラフトルーム 約85㎡
絵画道具、ミシン、工具等があり、様々な創作活動ができる。サンドブラスト(ガラス工芸)やレザークラフト、服飾制作等も可能であり、かなり本格的な活動ができるようになっており、特に文化祭前は衣装制作等で利用する人が多い。利用者のイラストを展示するコーナーもあり、利用者同士が作品を通じて交流できるよう工夫もされている。
⑤相談室
相談担当のスタッフとゆっくり話をすることができる部屋。家庭・学校友人関係に関する相談の他、バンド内の人間関係等、施設内部のことに関する相談も数多く寄せられる。
⑥会議室
主にCAPSを運営するための会議や作業の場所として使われる部屋。テスト勉強や予習・復習等で要望に応じて学習室としても開放している。
⑦テラス
いつでも利用できるよう開放された、屋上部分。ベンチ等が設置されている。
●4階
⑧スポーツエリア 約422㎡
4階と屋上を利用したスポーツエリアであり、屋外でバスケットやフットサル等ができるスポーツエリアと、屋内で飲食等をしながらスポーツエリアを見ることができる観戦エリアに分かれる。観戦エリアには卓球台やダーツ、サンドバック等が設置されている。
5.
利用状況
・平成25年度の利用状況は、新規登録者数1,989名、来館者数30,591名
・うち、中学生25%、高校生73%
・平成15年の開館以来、利用者数は増えてきていたが、平成22年の33,271名をピークに微減に転じ、以後は30,000人前後で推移している
・来館者数が多いのは水曜・土日祝
・大人は基本的に立ち入り禁止としており、平日の日中であっても施設を貸す等の取り組みは行っていない
・近隣に障害児学級を持つ学校や、特別支援学校があるため、軽度の障害を持つ中・高校生世代もよく利用している
・利用者のほとんどは口コミによって来館するといい、一部インターネット等を見て来る子どももいるとのことだが、学校等に配布している広報用の「Vitamin CAPS」を見て来館し始める利用者はほとんどいないとのこと
6.
利用者の参画
・開設の段階では中高生委員会を設置し、利用者の意見を取り入れながら運営していこうとしていたが、実際には地域のジュニアリーダー等のボランティア活動を行う中高生が多く集まり、CAPSを居場所としては必要としていなかったため、「利用者の声を反映して施設を作り上げていく」という目的と一致せず、解散したという経緯がある
・現在は利用者から自然発生的にあがった声を拾い上げ、施設の運営や改善につなげるようにしている
・利用者とスタッフの距離感には特に気を使っており、中高生が本音で話をしてくれ、かつ施設では主体的に活動に参加できるよう働きかけている
7.
その他
・「CAPSポイント」という制度を導入しており、利用者は来館するたびに一日につき1ポイントを受け取る他、様々な取り組みに参加することでポイントをもらうことができる。このポイントを使用することで各種施設の予約をとりやすくなる等、利用の際に様々な特典を受けることができる。
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